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トレンド転換の強力サイン「つつみ足」
ローソク足には実体やヒゲの組み合わせでマーケットの流れを見ることができますが、
2本のローソク足を組み合わせてみることでより具体的にマーケットの動向を知ることができます。
複数のシグナルが存在しますが、今回はその中でも強力なシグナルである
「つつみ足」を紹介したいと思います。
つつみ足とはどんな状態?

つつみ足には2つの種類があります。
一つは、先の陰線を後の陽線がすっぽりとつつみこむ「陽線つつみ足(①)」
もうひとつは、先の陽線を後の陰線がすっぽりとつつみこむ「陰線つつみ足(②)」です。
違いは陰線と陽線が逆になっているだけですね。
このように「つつみ足」とは先の陰線(もしくは陽線)を後の陽線(もしくは陰線)を包んでいる状態を指します。
つつみ足が示すシグナルとは
ではなぜつつみ足はトレンド転換のサインとなるのでしょうか。
どのような相場の動きをしたときにつつみ足がでるのか考えてみてください。
。。。イメージできましたか?
上の図を見てなんのシグナルをだしているかわかりますか?
①ではそれまで続いていた下降トレンドが終わりをむかえ、上昇トレンドへとトレンドが転換しています。
つまり先の安値を更新したにも関わらず、最終的に先の高値を更新したことを示しています。
このことからトレンドが転換したことが読み取れるというわけですね。

つつみ足は確実?
当然ですが相場に確実なシグナルは存在しません。
あくまで今後の相場がどうなるかを予測するためのものですが、
その精度を高めるために次の2つを意識してみてください。
長期のチャートで確認する
つつみ足に限らずその他のシグナルにも共通していえることですが、
チャートの周期が長いほどシグナルの制度は高くなります。
低 精度 高
日足 < 週足 < 月足
長期足になるほどたくさんの情報をもとにチャートができているわけですから
より精度の高いシグナルとなるわけですね。
安値圏、高値圏でのつつみ足を探す
つつみ足はトレンド転換を示すシグナルです。
トレンドが発生していない(レンジ相場)場合にでたつつみ足にはあまり意味がありません。
安値圏、高値圏で発生したつつみ足を探しましょう。

まとめ
- つつみ足はトレンド転換のシグナル
- 安値圏、高値圏でのつつみ足を探す
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